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ネットを怖れる心の原因は自らの中にある

心理学

ネットの書き込みによって自殺する。

こんなことが、起こっている社会。

何かが変です。

実は、昨日の記事をご理解いただけたら、ネット記事への非難や中傷で自殺する人は減っていくと思っています。

人から嫌われる理由はあなたにはないと言い切れる理由

それだけに、先日亡くなられた木村花さんの件は、残念でなりません。


さて、今の世の中、ネットへ自分の情報をさらすことを怖がる人が後を絶ちません。

その人に言わせたら、それを悪用して自分に何らかの危害を加えてくるというもの。

 

だから、

ネットには写真を出さない。
個人名を出さない。

自己防衛を行う。

 

こんな人が増えています。

フェイスブックやラインの顔写真にも犬や猫の写真を載せていたりしますね。(笑)

 

自分の名前や顔を出すことに抵抗がある理由があるということ。

その理由は、人それぞれでしょう。

それはそれで、否定することではありません。

ただ、こういう人たちが持っているものにはある共通点があります。

 

それは、

怖れの感情

ですね。

 

何かされるのではないか。

家族に危害が加わるのではないか。

 

怖れは、まだ起こってもいない未知への不安からくるもの。

ずばり、生きづらさになることです。

自分を堂々と、ありのままに表現することの喜びと共に生きられないことも寂しいですね。

 

実は、ここで見逃せないことがあるんです。

これは、私がネット恐怖症の方をたくさん見てきた中で、確信を得ていることです。

 

それは何だと思いますか。

 

ネットを怖がる人は、ネットについてよく熟知しています。

それゆえ、ネット情報を毎日むさぼるように見ている人が多いのです。

つまり、誰もがそうするであろうと思っている。

 

これが何を意味するのか。

それは、

自らの中に持っているものを周りに当てはめて、自分もそうされるだろうと危機感を抱く。

ということです。

 

人間は自らの中にあるものを怖れる。

 

これは、こちらの記事にも書いていることと同じ。

周りを気にする自分は自らが作り出しているという真実

人目が気になる自分。

心の原則に当てはまっていること。

人目を気にする自分は、周りを評価する自分が作ったものだからです。

自信持てばいいよなんて言ったところで変わりようのないもの。

本当は、自信はもっているんです。

ただ、怖れているだけ。

これは、自ら評価している自分に気づいていくことでしか、治らない心の病気。

 

与えるものが受け取るもの。

 

いつでも、心の原則は、シンプルです。

 

人から悪く言われた人は、実は自らが人を傷つけていることを知る。

いじめを受けた人は、誰かをいじめたことを思い出す。

お金を損した人は、人に損害を与えてきたことを知る。

 

世の中の受け入れがたいことは、すべて自らの内に持っているもの。

 

えー、そんなの信じない。

 

いいえ、ダメです。

あなたも持っています。

誰もが持っています。

 

それを認めていくことです。

そして、受け入れた時に、あなたの心は大きな壁を乗り越え、変容に向かいます。

 

私だけはそんなことはないなどときれいごとを言っていたら、いつまでたっても生きづらいままですよ。

 

そうして考えれば、

インターネットの世界だって、

透明人間のように他の人の情報公開サイトをめぐって自由に閲覧するのも変な話。

 

「情報公開を怖れる閲覧者」と「怖れのない情報開示者」

 

もしも、閲覧者の情報が自動的に相手に伝わる仕組みができたら、世の中でネットサーフィンしている人の割合はどうなると思いますか。

 

多分、公開されているページを閲覧する人はうんと減ることでしょう。

*実際には、グーグルではクッキーと言うシステムを用い、あなたのネット環境についての情報をクロールして集めています。あなたは、ある程度の痕跡を残しながら、情報を閲覧しているんです。冗談ではなく、本当のことですよ。

 

 

現在のインターネットは隠匿性が大きな課題。

匿名で書き込みができることも、なりすましができてしまうのも問題です。

 

私は、将来的には、情報公開者と同様、閲覧者も情報を相手に伝える必要があると思っています。

パン屋さんにパンを買いに行けば、自分の顔も見せることになります。

それと同様。

ネットのお店に入れば、入った人も自分の情報を与える。

これが、ネットの健全性を保つ最低限の仕組みだと考えます。

 

自動的にそういう仕組みであること前提で、ページを公開したら、情報公開者も閲覧者も同じ目の高さで向き合うことができるようになるのでは・・・と思っています。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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