何が美しいのかという議論

心理学

冒頭のバラの花を見て、何を感じますか。

 

きれいなピンク色だなあと感じた方。
何となく安らぎを得た方。
ほのかな香りが漂ってきた方。

 

様々な感じ方があろうかと思います。

さて、このバラの花、本当に美しいのでしょうか。

 

では、下の花をご覧ください。

これは、モウセンゴケ・・・。

湿地帯に生息し、粘液を出して虫を捕獲する食虫植物です。

いかがでしょうか。

バラの花と同様の印象を持ちましたか。

おそらく、こんな風に思うでしょう。

気持ち悪い

グロテスク

 

実は、このことから、美しいのは「バラの花」そのものではないということがわかります。

そう。

あなたがバラの花にそういう価値を見出しているに過ぎないのです。

 

姿が美しい。
良い香りがする。
様々な色の種類がある。
高価である。

 

おそらく、上のどれかを感じてのことでしょう。

また、他の思い入れを含めていることもあるかもしれません。

私は、学生のときに大好きだった子の記念すべき日にバラの花束を贈ったときの自分の純真さが重なって見えたりします。(笑)

 

バラの花そのものには美しさはありません。

私たちの心がそう価値づけるのです。

 

例えば、

猫がバラの花をじいっと見つめているなんてことは決してありません。

ミツバチが花に寄ってきても、美しさを感じているわけではありません。

それは、動物や昆虫には、美という感覚が備わっていないからです。

 

つまり、バラの花は、私たち人間の心の中にある「美」という感覚を引き出しているに過ぎないわけです。

 

心を映し出す媒体

私は、いつもそう表現しています。

 

それは、人それぞれ違っています。

カーネーションに美を感じる人もいるし、道端のたんぽぽに最大の美しさを感じる人もいるんです。

また、心が沈んでいる人は、花を見ても何も感じることはないでしょう。

 

今週、こんなセッションがありました。

ある一流会社にお勤めのクライエント様。

上司のモラハラにずっと耐えてきたのですが、社内の配置転換で心が折れ、会社に行きたくないというお気持ちになりました。

お話をお伺いしながら、見えてくるものは、この方の心の中にあるもの。

それは、必ずクライエント様の心の中にあると仮説を立てて聴いていれば必ず見えてきます。

そこに誘導するために、100%の受容をしながら、無意識の意識化をしていきます。

「この上司の言動をモラハラだと感じる理由は何か。」

という一点でお話を聞いていると、やはり心の中にあるものが浮き彫りになっていきました。

この方、

”自分の言動が上司の言動と重なること”

に見事に気づかれました。

つまり、

自らの心を、この上司の姿を通して、映し出していたということ。

に他なりません。

 

この事例からも、我々は周りに自らの心を投影した世界を見ているという結論を導き出すことができます。

つまり、我々は、常にこういう思い込みの世界を目の前に作り出しているということ。

これは、この考えをベースにして、あなたの周りを捉え直してみたときに、きっと実感できることだと思います。

 

あなたの家族

生活環境

生い立ち

 

周りに気に入らない人がいたら、それはあなたの心がその人を通してそのように映し出されているだけのこと。

 

周りに存在するものは一切意味を持たない。

意味づけしているのはすべて自分自身。

 

そこにある自分だけの思い込みに気づけたら、あなたの意識は必ず広がっていきます。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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