「相手を変えることはできない」は本当か

心理学

心理カウンセラーは、よくこう言います。

「相手を変えることはできない。」

これは、本当のことでしょうか。


正解を述べる前に、人間は変わりたくない動物であるというお話をさせてください。

 

我々の潜在意識の中には、現状維持をしようとする働きがあります。

これは、現在の自分は過去の自分が全精力を注いで作り上げてきたからです。

無意識に、現在の自分を変えることは、これまでに自分が行ってきたことを否定することだと感じているからでもあります。

 

一見、良識のようですが・・・。

これは人間が誰もが持つ「思考癖」によるもの。

新しいものを拒絶したり
ひどい親を恨み続けたり
過去のトラウマにこだわり続けたり
愛の冷めた配偶者と離婚できなかったり
負け続けるパチンコを止められなかったり

 

そこには、過去を手放すことを怖れている自分自身がいます。

そして、全力で現在の自分であり続けようとする。

 

確かに、過去があって現在があるのは事実として存在します。

しかし、それはあくまでも時間の流れが「過去→現在→未来」と進むことを仮定した場合。

これには、脳の働きも関係しています。

常識的な人であるほど、過去に捉われやすいもの。

そして、過去に心を縛られた状態で生活し続けています。

 

それって、苦しさを自ら選択しているんです。

 

実は、このことはある逆転思考で、一瞬のうちに解決します。

 

それは、

 

現在が先で、過去は後にやってくる

 

という逆転発想を信じてみることです。

 

「えー、そんなのあり得ない。」

と思ってはいけません。

 

ニュートンの運動法則やアインシュタインの唱えた相対性理論や量子力学は、時が逆行する発想をも妨げるものではありません。

私たちは、時間と言う世界基準で定められた「年、月、時、分、秒」に従って行動していますが、そもそも宇宙には時間と言う概念が無いんです。

 

当たり前にあるものが当たり前ではなかったという経験を、コロナショックの中で我々は学びました。

 

もし、過去は後からいくらでも変えられると信じたら、これまで自分が歩んできたことにもこだわりを持つ必要がなくなります。

 

自分だけの世界に閉じこもっていたり、

やり方を変えようとしない頑固者であり続けたり、

小さなプライドを守ることに固執していたり、

 

自分が変化することを拒む必要もなくなるのです。

 

人間が変わろうとしないのは、「怖れ」にあります。

変わることを怖れているうちは、あなたのトラウマインナーチャイルドも消え去ることはありません。

自分で過去にしがみついている理由を持っているだけなのです。

 

冒頭の問いの答えを言いましょう。

 

確かに人を変えることはできません。

 

どんなにアドバイスを送り、説得しようとも、力でねじ伏せても、一見変わったように見せかけることができても、心は変わらないものなのです。

人類は、人が人を変えようとすることによって、憎しみを生み出してきました。

過去の戦争がいい例ですね。

だから、人が人を変えようなんて、私はおこがましいこととさえ思います。

 

でも、人は自らの意志でなら変わることができます。

言うもまでもなく、心のチェンジは紛れもなく人に与えられた権利だと思うからです。

 

人は変えられない。

 

でも、だからと言って、そうすることを私は無駄なエネルギーだとは思いません。

カウンセリングは、相手の心の変容を目指して行われます。

それに手を差し伸べて、寄り添っていくのが真のカウンセリング。

あなたが本気で変わりたいと願いさえすれば、苦しいと思っていた過去は心地の良い経験に変わるのです。

 

そう、過去は、自分の手でいかようにも書き換えられる。

 

そう思えば、現在どんな境遇にいようとも幸せへの道を切り開いていくことはできます。

このステージに立ったとき、あなたは、無敵に近いマインドを手にしています。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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今日もあなたに喜びの一日が訪れますように。

 

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