看護現場にいじめが多い理由と身に付けたいメンタル

カウンセリング

多発するいじめ問題

ご相談案件の中に、結構な数で職場のいじめがあります。

直近10件のご相談のうち、半数がこの「いじめ」に関するものだったことから、その理由を検証してみたいと思います。

 

下は、ケント大学心理学研究室(イングランド)が行った調査です。

1,100人の看護婦さん対象に、

「過去12か月間にいじめを受けたことがありますか」

と質問したところ、

「ある」

との回答が、実に44%にも達していたというものです。

加えて、

「いじめを受けているのを目撃したことがありますか」

には、

「ある」

が、50%もあったそうです。

看護現場では、いじめが多く存在するのは世界中で起こっていること。

そのいじめの具体的な項目は、

・人格を否定するようなことを言われる。
・受け入れがたいジョークを言われる。
・必要な情報を自分だけ知らされない。
・達成不可能だと思われる課題を押し付けられる。
・無視される。

など、かなり陰湿なものです。

看護の世界でいじめが起きやすい理由

なぜ、看護の世界では、いじめが多いと思われますか。

私の5件のご相談案件のうち、3件が介護関係のお仕事についていらっしゃる方でした。

お話を聞いていて、介護業界の凄まじい勤務環境が浮かび上がってきます。

 

私なりに思うのは、働く人々が、

多忙すぎること

です。

 

多忙さは、心のゆとりを奪い、絶えず張り詰めた状態で勤務し続ける状態を作り出します。

その心の緩和剤となるのが、いじめではないでしょうか。

忙しいは、漢字で、心を亡くすと書きますね。

心が無くなると、自分の感情が薄くなり、相手の感情に対しても鈍感になります。

そこにストレスが蓄積されれば、人間は攻撃的になるんです。

人の命にかかわる仕事への責任感

例えば、こんなことが背景にありませんか。

・一つのミスが人命にかかわる責任の大きさ。

・夜勤を含めれば、週当たりの労働時間がかなり多いこと。

・日常的な雑多な業務。

・看護病棟でのひっきりなしのナースコール。

・患者や家族からのクレーム対応。

いつも緊張を強いられる心の状態を緩和する脳のはたらきも関係しているかもしれません。

私の家族のうち、母、姉、妹は、それぞれ病院事務員、看護師、臨床検査技師と病院関係に勤務していました。女衆の話し合いを日常的に聞かされてきた経験から、イメージがしやすいのです。

また、昨年に神戸で起きた教職員のいじめの事件にも、共通している部分がありますね。教職員の職場も、似た状況だとしたら、お子さんを持ったご家庭は、大いに心配にもなります。

現在の新型コロナウィルスの隔離病棟でも、ひょっとしたらこれに似通ったものがあるのかもしれません。

でも責任感の強さが、その反動でストレスの強化になり、いじめに発展するとしたら、その心のはたらきはどこかで歪んでいると言わざるを得ません。

人間関係は認知の在り方が大きく左右する

さて、心理カウンセリングは、周りの人を対象に行うものではありませんので、あくまでもクライエント様の心にフォーカスしていきます。

そんなストレスの渦中にあっても動じることのない無敵のマインドについて触れたいと思います。

実は、私は上が姉で、下が妹。姉は、職場の文句や愚痴をほとんど言わないのに対し、妹は職場での悪口や不満をよく口にしていました。

これは、部署が違うとか、たまたま周りに居合わせた人が違うという理由ではなく、明らかに本人の認知構造の違いだと考えられます。

違いとは、周りに起こることをどのように捉えるかと言う本人なりの受け止め方です。

まず、カウンセラーは、クライエントの心に寄り添うことを心がけます。

そして、いじめの事実をどのように捉えていらっしゃるかを具体的に書き出していきます。

認知の言語化ですね。

ここは、個人の認知の特性が関わるところですので、じっくりと掘り下げていきます。

例えば、

①どの項目に最も心が傷ついていらっしゃるのか。

②それをどのように受け止めていらっしゃるのか。

③その背景にあるものは何か。

 

認知行動療法の一つコラム法では、自分の認知の傾向性や別の認知の存在も目に見える点で、効果を発揮します。

そして、クライエント様は、心が追い詰められて辞める、辞めないの話に入っていきやすいので、いつもマインドセット(決めごと)については、向き合っていただくようにお話をすすめます。

いじめの原因には、人間関係の在り方が関わっています。

それは、自分の中の許せなさに向き合っていただくことで、変容につながります。

例えば、

「あの同僚が嫌い。」

という心は、その同僚の行為の中に、自分自身で我慢ならないことがあることを教えてくれています。

自分自身の

許し難いこと
受け入れがたいもの
我慢ならないこと

そんな心と向き合っていけば、必ずその背景への気づきが生まれます。

そこに、自分理解があるのです。

 

いじめを続ける同僚が、翌日になってコロッと、あなたに対しての行いを変えることはないでしょう。

しかし、あなたが以下の2つのことを取り込むだけで、実際には変容するんです。

①相手の行動は相手の心の中だけで起こっていることであって、あなたの存在との因果関係はないと考えること。
②あなたの中に相手に対する許せなさがあるだけであって、相手の行動とは因果関係はないと考えること。

この2つで、相手との因果関係がきっぱりと断ち切れるはずなんです。

そうなれば、後はあなたがどう感じ取るか、受け止めるかにかかってきます。

いじめを受けているのに、

私が悪いっていうの?
いじめを受けているのに、自分の心と向き合っていけと言うの?
そう考える必要はありません。
少なくても、良い悪いの次元からは抜け出していきましょう。
それが、あなたにとって最良の道だからです。
相手が悪いと言っているのでもないし、いじめられるあなたが悪いわけでもありません。
そして、ああすればいい、こうすればいい、などという、低次元なアドバイスするものでもありません。
心のはたらき方を変えていきましょう
周りに左右されない強いマインドを作りましょう
と言うのが、カウンセリングで目指す考え方です。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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