インナーチャイルドから抜け出せない人への2つのヒント

カウンセリング

インナーチャイルドとは

心理学では、自分の内に子供のときの何らかの感情を抱えていることを「インナーチャイルド」と呼んでいます。

インナーチャイルド➡内なる子ども

本来の意味は、誰もが内に子どもの頃の感情を持ち続けて生きているということ。

アメリカの教育者ジョン・ブラッドショーの著書「インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法」で述べられたことから広まりました。

 

通常、我々は、喜びや感動は、それを生きるためのエネルギーにしながら、宝物として心の中に大事に保ち続けます。

その反対に、悲しみ・不安・恐怖などの感情は、潜在意識に現れないように無意識のうちに抑圧します。

心理学の分野では、インナーチャイルドは、心にネガティブにはたらく後者を指して使われる言葉です。

アダルトチルドレンとの関係

このインナーチャイルドを抱えたまま大人になった人がアダルトチルドレン

夫婦仲が悪い家庭。
アルコール、ギャンブル、ドラッグを服用している親の元で育つ。
金銭的な苦労のある環境。
過保護または過干渉の家庭。
親の夢の押し付け。
子供への虐待。
​否定的な言葉を浴びせられる環境。
介護に明け暮れるなどの自由のない家庭。
宗教を押し付けられる。

こんな環境で育つと、心の中に悲しみ・不安・恐怖などの感情を抱えたまま成長することを余儀なくされます。

インナーチャイルドアダルトチルドレン

この2つの相関性。

見えましたか。

インナーチャイルドがアダルトチルドレンの原因となる。
アダルトチルドレンはインナーチャイルドを抱えている。

どちらも、本人の責任ではなく、環境要因により形成されていくものです。

ただ、人間関係においては、アダルトチルドレン傾向の方は、うまくいかないことが多いのも事実。

それによって、

「自分はダメな人間だ。」

「どうせ僕のことは理解してもらえない。」

という思考になれば、負の連鎖に陥ります。

そうならないためにも、まずは、インナーチャイルドやアダルトチルドレンへの正しい理解をして、言葉に対する悪いイメージを払拭してください。

人はどんなときにインナーチャイルドを感じるか

我々は、日常的な出来事の中で、怒り・悲しみ・怒りの感情を持つことがあります。

その時こそ、インナーチャイルドの存在を感じるチャンスです。

例えば、怒りの感情。

①待ち合わせの時刻に、1時間以上も遅れてやってきた友人に、つい激しく怒ってしまった。
②友人は、何もそこまで怒らなくてもと言ったが、怒りが収まらなかった。
③その怒りの感情の裏には、いつまでたっても待たなければならないことへの不安があった。
④その原体験が、実は母子家庭で育った母親の帰りを待ち続けていた時の心の不安にあった。
怒りは複合感情なので、必ず不安や悲しみと抱き合わせになっています。
自分の感情と向き合う中で、インナーにある子どものときの原体験となるものを感じることができます。
そこに、不安や悲しみを感じたら、自分で幼き自分に優しく声掛けしてあげましょう。
癒しすことであなたの心の中で何かが変わっていきます。

癒せないインナーチャイルド

でも、インナーチャイルドの存在がわかっていても、なかなか癒しきれないという人がいます。
毒親に育てられた
子どもの頃に虐待を受けていた
母親のひどい言葉に傷つけられた
こういう境涯から抜けられない人がいます。
なぜでしょうか。
それは、現在の自分自身を保つために、あなたがインナーチャイルドの心を選択しているからです。
あなたがそこに留まるのは、そうする理由があなた自身にあるということです。
今の自分にとどまりたい自分が、インナーチャイルドを言い訳に使います。
そんな人は、インナーチャイルドからいったん離れてみることです。

ワンダーチャイルド 本来の自分

ブラッドショーは、著書の中で、本来の子供の姿を「ワンダーチャイルド」と呼んでいます。
自由でわがままな子どもと訳されますが、本来の意味は「天才児」です。

嬉しいときには心から喜び、

好きなものはめっぽう目がなく、

嫌なことは一切拒絶し、

怖いものには大声をあげて泣き叫び、

自分一人でできないときには声を上げて要求する。

 

感情と行動が一致している状態。

これが、ワンダーチャイルドの姿です。

 

母親が言い続けてきた言葉により、天才児が次第に凡人に育っていく。

ほとんどの人が、これを経験しています。

 

インナーチャイルドを癒そうとする前に、自分のワンダーチャイルドに着目してみることが大切です。

 

つまり、ウソ偽らざる感情に触れることです。

 

本来の自分が心の中に必ず眠っています。

メタ認知を働かせる

もう一つの視点からインナーチャイルドを語ってみましょう。

インナーチャイルドが母親のせいと信じて疑わないようなら、メタ認知を働かせて、感情と思考のつながりに着目してみましょう。

①幼少の頃、母親の帰りをずっと待ち続けてきた私。
②怖くて、不安で仕方なかった。
③そのことを一切口に出して言えなかった。
④私は我慢しなければいけない。
⑤どんなに悲しくても泣いてはいけない。
⑥感情を表現しない大人になる。

こうして、自分の感情・思考・行動をつなげてみれば、幼少時の体験を元にして、その後に思い込みを作り上げていったのはあなた自身であるということに気づくはずです。

つまり、今の行動の選択は、あなた自身が行っているということ。

母親のせいではなかったと気付けます。

おしまいに

インナーチャイルドを癒すカウンセリングでは、

心の在りどころ(ワンダーチャイルド)に気づく。
感情と思考のつながり(心のブロック)に気づく。

この2点を中心に、あなたの認知を再構成していきます。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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今日もあなたに喜びの一日が訪れますように。

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