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12/04 カウンセラー学習会「うつや統合症の要因となる二重拘束」

カウンセラー

今回は、鈴木カウンセラーのご提案で、二重拘束(ダブルバインド)について学習しました。

二重拘束の概念

二重拘束とは、アメリカの学者ベイトソンが統合症の病因として提唱した概念で、元は家庭内のコミュニケーションについての研究から生まれたものです。

例えば、幼少の頃、母親から、

「そんなことするなら、出て行きなさい。」

などと言われたことがあるかと思います。

言語的には、出て行きなさいと言われているのですが、言葉の意味(非言語的な意味)では、言うとおりにして家に留まりなさいというものです。

このようなことが重なる中で、心の中に相矛盾する禁止令を生み出し、病的な行動を引き起こすようになるというのです。

二重拘束につながる体験例

事例1 私の小学生時代

クラスに、いわゆる出来の悪い男の子がいました。

忘れ物はする、宿題はやってこない、指名されても答えない。

しかし、給食の時間になると、にこにこしながら一緒に食べていたことを思い出します。

その子は、事あるごとに、担任の女の先生から、

「そんなこともわからないのか、お前は。」

「給食だけ食べに学校に来ているのか。」

「何をやっているんだ。そんなにだらしないなら、学校に来なくていい。」

とたびたびののしられていました。

うつむきながら、机の上に一つ二つと落ちる涙の粒。

もやもやした気持ちで、その涙の数を数えていました。

子ども心にひどいことを言うなあと思って、私は聞いていたので、今でも思い出すのです。

先生の言葉が、彼の心にどんな思いを与えたのでしょうか。

事例2 田中カウンセラーの場合

田中カウンセラーが、子ども時代に習っていたピアノを止めたかった時に、

「止めてもいいのよ。でも、これまでやってきたことがもったいない・・・・。」

と言われ、結局止められなかったと回想しています。

心が親に支配され、呪縛されていたということです。

事例3 私の高校生までの経験

私自身も、親から、

「誰に食わしてもらってると思ってるの。私が働いているから、食べていられるんでしょ。」

とたびたび言われて育ちました。

もやもやした心を持ちながら、高2から隠れてバイトをやり、お金を少しずつためていました。

入学金を用意し、バイクを購入し、身の回りの荷物を積んで、一人東京に向かった日のことを鮮明に覚えています。

その結果、高校卒業後は、親から離れ、学費や食費を稼ぐためにバイトに明け暮れる学生生活を送ることになりました。

結局、奨学金を受けながら、自力で大学を卒業したのですが、その根っこには強い親への反発がありました。

心の中で、親の世話になってはいけないという禁止令を生み出していたのだと思います。

人間は常に心を守るために行動を生み出すということ

子どもは、親の心理的拘束から逃れる術を知りません。

心のうちに抑圧するか、自分を押し殺して言うなりになるか、反発して自分の道を歩もうとするか、何らかの心の防衛が行動に出てくることになります。

どんな防衛機制があろうとも、その根本は皆同じ。

親のかかわり方が、子どもに多大な影響を与えます。

その親も老い、いつかは亡くなります。

そうしながら、人は、親と自分を別の人間と捉え直すことができます。

私は、そうして、自分の禁止令を解放することができました。

 

病気になることも、自殺をするのも、人の行動は、自らの心を守るためだと捉えることができます。

あの人は病気だ、おかしい、と思う前に、カウンセラーであれば、その背景にあるものをつかむ技術とセンスが必要だと思っています。

今回の学びは、自分の経験に当てはめて考えることが多く、大変勉強になりました。

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